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【セカニチ×ニッセイアセット】初心者が知っておきたいお金の知識!

※本記事は、セカニチさんからの寄稿です。


今回は「ニッセイアセットマネジメント」さまにインタビューをさせていただきます✨

【筆者 自己紹介】投資・経済・就活などの発信をしているセカニチ(#世界最速で日経新聞を解説する男 )と申します。作家・投資家・全SNSの動画の総再生回数は4,000万回以上です。

 【前提】セカニチのSNSに「お悩み」が1日に10件以上もDMが届きます。なので今回はセカニチが「初心者代表」として、ニッセイアセットマネジメントさまに初心者が知っておきたいお金の知識を質問していきます♪

セカニチ:運用、投資信託、Goal Naviの立ち上げなどをご担当されている結城さん・西河さん、本日はよろしくお願いします。お二人は金融業界で長く活躍され、NISA・iDeCoなど投資のプロフェッショナルですね。今回は初心者にも優しく教えていただけると嬉しいです(^^)

(左から)結城さん、セカニチ、西河さん

1. (テーマ)資産形成

(ア) 「資産形成」を今始めるべき理由

①「老後2,000万円」問題って?

セカニチ:この言葉をよく聞くのですが、何が怖いのでしょうか?

結城:人によっても異なりますが、公的年金以外に概ね2,000万円の資産を老後に用意しておく必要がある、という意味です。収入(公的年金)から支出を引くと、毎月だいたい5万円程度不足するので、60~95歳の35年間で約2000万円が必要になる計算だったようです。

ニッセイアセット 結城 宗治さん

セカニチ:だから老後に向けた準備(資産形成)は早いうちにする必要があるんですね…!

結城:更に加えて、最近はインフレが進行しており、このまま物価上昇が続けば2,000万円でも足りない可能性があります。

セカニチ:確かにマクドナルドのハンバーガーが急に値上がりしましたし、電気代も恐ろしい請求額が来ていました…。不安に感じている人も多いですね。

②お金がたまらない。どうしたらいい?

セカニチ:毎月の生活がカツカツで苦しい・お金を貯める余裕が無い…という声もよくいただきます。

結城:最近では投資信託が100円から購入できます。少額でも運用を開始してはどうでしょうか。それに加えて、個人のスキルも磨き、収入を増やせるよう努力しましょう。

セカニチ:確かに、金額が小さくても「意識」が変わりますね。日々の浪費が減り、スキル磨きのモチベーション向上にもなりそうです。

結城:更に言うと「自動化」もオススメです。毎月自動で引き落とされる設定にすれば、コツコツと資産形成に踏み出すことができます。


(イ) 国も政策面で「資産形成」を後押ししている

①NISAって?(なぜできた?)

結城:NISAもiDeCoも大きな括りで言えば、個人の資産形成をバックアップする国の制度です。「非課税」と「複利」という大きなメリットを享受できます。

セカニチ:複利で資産が雪だるまのように増えていくイメージですね。国が我々の資産形成を「非課税」で応援してくれるなら活かすべきメリットですね!最近のニュースで「NISAが新しくなる」という話題も目にしました。

結城:2014年からNISA制度が導入されましたが、それでもなかなか進まない国民の資産形成にテコ入れするために、今回の新NISAへの制度変更が進められたと言えるでしょう。岸田首相の「資産所得倍増プラン」が話題ですね。国のサポートも使いながら、皆さまの資産形成が更に進むことに期待しています。

セカニチ:私も新NISAは「激推し」です。皆さんに活用してもらいたいですね。

②iDeCo/企業型DCって?(なぜできた?)

セカニチ:「iDeCo」をよく聞きますが、初めての人にどう理解してもらえばいいでしょうか?

結城:iDeCoは私的年金のひとつとして、老後生活資金を個人が自助努力により積み上げることを目的として始められました。

セカニチ:自分の手で自分の年金をコツコツと形成していくイメージですね。そして「控除」などのメリットもあります。確定拠出年金(DC)はNISAと同様に活かすべきチャンスだと感じます。「個人型」のiDeCoも良いですし、勤務先によっては「企業型」も勧めたいです。

結城:家計の稼ぐ力をつけるために、国の施策として順次、資産形成のサポートが進められてきました。「資産形成の必要がある方」にとってはメリットが大きい制度です。

セカニチ:私も含め、ほぼ全ての方が活かすべき「良い枠」ですね♪


 (ウ) 「資産形成」には、家族とのお金に関するコミュニケーションも大切

①パートナーに投資を始めてほしいけど動いてくれない!どうしたらいい?

結城:何のために投資をするのか?という目標を定めましょう。子どもの教育資金・住宅を購入・○年後にアメリカ旅行…など。目標があれば「貯める」ことも苦にならないでしょう。

セカニチ:たしかに「具体的なイメージ」があればモチベーションが上がりそうです。ダイエットにも近いかもしれませんね。

結城:老後の生活資金などは、あまりにも先の話でイメージしにくいです。どれだけ長生きするか、公的年金はどれくらいもらえるか、退職金はどれくらいになるか等、わからないことだらけです。そんな中でも、将来、必要となる資金をいつまでに貯めるかを具体的にスケジュール化することで、投資は始めやすくなると思います。お金自身に働いてもらうのが投資です。

セカニチ:「逆算」がとっても大切ですね。

②子どものために資産を残したい。何をすればいい?

セカニチ:「愛する我が子のために、将来のお金を考えるようになった」というパパ・ママ層からのDMをよく頂戴します。

 結城:投資といっても、お金を殖やすこと自体に目を向けるのではなく、何のために、いつまでにお金を用意するのかを考えるのが重要です。そのお金を効率的に用意する手段として、投資を考えれば良いですね。最初は少額でも、お子さんのために長期的な視点で運用をされることをオススメします。

セカニチ:20年後・30年後を見据えて、小さくコツコツ!ですね。

結城:「投資は大きなお金がないとできないもの」という先入観さえ払拭してもらえば、目的さえ定められれば、投資はすぐにでも始められるものです。

③親とお金の話(相続など)をしにくい!どう切り出したらいい?

セカニチ:私はSNS等で投資の発信をしているのですが、それでも両親とお金・相続の会話をしにくいです…。何かのキッカケが無いと切り出しにくく、悩んでいます。

結城:私事ですが、先月、父が亡くなって相続を経験することになりました。私も父とはお金の話をすることはなく、今回、遺産を棚卸ししていて初めて、その全容を把握することになりました。

セカニチ:お辛かったですね…。もし私の両親が亡くなったら、私も全く同じ状況になりそうです。

結城:親子の会話・金融商品の棚卸しは早い方がいいですね。相続した金融商品の中には、親自身も特性を深く理解せずに保有していた金融商品もありました。何も子どもに負担を強いる親はいないと思いますので、相続の面も含めて、何のために、どのくらいの期間をかけて資産を運用していくのか、使っていくのかを考えると良いのでしょう。例えば新NISAを使って「(税制的に)おトクな投資」と紹介してみることをきっかけに、「自分はこんな風に考えているのだけれど、どう思う?」とか聞いてみるのはどうでしょうか。

セカニチ:ありがとうございます!新NISAをキッカケに両親と会話します。

2. (テーマ)分散投資

(ア) 「資産形成」方法って色々ありそう…どうしたらいい?

①アメリカ株って好調らしい? アメリカ株を買えばいい?

結城:ここ数年、「レバナス(NASDAQ指数の変動率以上に価格変動するよう設計された投資信託)」がSNSを中心に話題になりました。「アメリカ株が良いらしい」という評判を耳にされる方も多いですが、常にアメリカ株が良いかは誰にも分かりません。株価も常に上昇しつづけるわけではないでしょうし、アメリカ株よりも日本株が良い局面だってあるでしょう。投資の世界で常に勝ち続けることは困難です。

セカニチ:YouTubeやTwitterでインフルエンサーが商品を勧めていることを目にしますね。しっかりと比較をして、自己責任で投資をしていきたいです。

②円安が怖い。リスクヘッジは何をしたらいい?(外貨預金などは効果的?)

結城:円安が怖いので、外貨に投資するという選択肢は理解できますが、大きな資金なら複数回に分けるのが良いでしょう。私もかつて米ドル建てのMMFを購入しましたが、その後の円高で20年以上も塩漬け(損をしたまま放置)になった経験があります。

セカニチ:どんな人でも未来予測は不可能ですもんね。どんな金融のプロでも為替の予測は不可能。話しづらいことも赤裸々に言ってくださりありがとうございます。初心者の皆さんの勇気になります。

結城:使途を考えない余裕資金だったので、損失でも実害はありませんでしたが、本当に必要な目的が明確な資金であったなら非常に困ってしまったでしょう。目的ごとに目標金額に向けて着実に資産を殖やしていくのであれば、やはり集中投資よりも「分散投資」を選択することになります。

③もし余裕資金の1,000万円が手元にあったらどうするのがオススメ?

結城:いろいろな資産に分散して投資する「分散投資」が推奨されています。一つの資産、ひとつの銘柄だけに「集中投資」だと大きな収益を得られるかもしれませんが、逆に市場価格が下落すれば大きな損失も招いてしまいます。

セカニチ:「卵は1つのカゴに盛るな」ですね。

結城:勿論、投資は自己責任です。ハイリターンを狙いたいので集中投資する…という考え方もありますが、相対的に「堅実に」資産を積み上げていくうえでは、集中投資は適さない可能性があります。値動きの異なる複数資産・複数銘柄を組み合わせることで、価格変動を抑制する「分散投資」が主要な選択肢となりそうです。

セカニチ:肝に銘じます。

結城:何も資産の分散ばかりではありません。投資するタイミングを分散するために積立を利用する「時間分散」も合わせて考えるのが良いのでしょう。

セカニチ:「ドルコスト平均法」でコツコツ投資ですね。気になる方は検索してみてください。

3. (テーマ)金融リテラシー

(ア) 「資産形成」って、難しそう。そんな方に。

①「投資」って難しい言葉(英語・数字)が多い。興味はあるし、お金も貯めたいけど、勉強する気がしない…。どうしたらいい?

セカニチ:初めての人が「投資」に、一歩踏み出すにはどうしたら良いでしょうか?

西河:例えば「飲食店」を想像してください。美味しそうだなと思う飲食店を調べ、自分で体験し、良いお店を具体的に知っていく…、この流れは「金融」でも全く同じです。何事も調べて体験して…というサイクルを回すことです。

ニッセイアセット 西河 由明さん

セカニチ:確かに実体験があることで、一生忘れない使える知識となりますね。

西河:「投資」と言っても非常に広いです。高級フレンチのような難しい世界もありますし、カジュアルな料理で楽しめる世界もあります。投資は100円からでもできますので、心のハードルを下げていただくのが良いと思います。

セカニチ:まずはカジュアルに楽しんでいきたいです! 投資のハードルを下げるために、「子どもの金融教育」についてどう考えていますか?

西河:私は両親からの教えによって、小さいときから投資へのアレルギーはありませんでした。「貯金をしなさい」と言われることが多い日本の子どもですが、例えば「お小遣いの用途を話し合う」ことで、何にお金を使いたいのか、なぜお金を使いたいのか…を親子で会話することが効果的です。

セカニチ:確かに小さい子どもでもお菓子やおもちゃなどに、限られたお金(予算)を使いますもんね。

西河:「投資ではお金は増えたり減ったりするよ。なぜだと思う?」と小さいときから刷り込んでおくのが良いでしょう。

セカニチ:まずは身近なアニメ・グッズなどをキッカケに子どもと話せばいいですね。愛する我が子が、20年後にはスゴい投資家になっていたりして…!

インタビューは以上です。
結城さん、西河さん、貴重なお話をありがとうございました。これからも初心者向けに色々と教えてください。

結城・西河:ありがとうございました!また何でも気軽に聞いてくださいね♪

(最後に「SDGs人生ゲーム」で遊ぶ3人…)


※セカニチさんのご意⾒の⼀部をご紹介しています。実際の投資判断につきましては、販売会社でご相談の上、ご⾃⾝でご判断ください。

老後生活資金や子どもの教育資金など、資産形成の目標を定め、それぞれの目標達成に向けて分散投資を行うGoalNavi(ゴールナビ)。

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ニッセイアセットでは、サステナビリティ活動として、小学校での金融教育、大学での寄付講座なども行っています。


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