見出し画像

社内のDX化を推進するため、DXブートキャンプをやってみた。

こんにちは。ニッセイアセットマネジメント公式note編集部です。

12月2日の記事「【リスキリングとは?】必要な理由や事例、役立つ資格を紹介!」でもご紹介しましたが、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性が広く認識されるなか、「どのようにDX人材を社内で育成するか」は、多くの企業が悩まれているのではないでしょうか。

そこで今回は、少しでも多くの企業のご参考になればと思い、当社内で昨年より実施している「DXブートキャンプ」についてご紹介します。


ニッセイアセットマネジメント「DXブートキャンプ」とは?

当社DXブートキャンプの目的

主に以下の3点を目標に掲げ、昨年からスタートし、今年で2回目になります。

  • ニッセイアセットマネジメント社内のDX人財を発掘・育成する(リ・スキリング)

  • DXプロジェクトの推進に際し、外部ベンダーに依存するのではなく、社内で主体的に推進できる体制を醸成する

  • アイデアソン・ハッカソン(※1)を通じて、新規事業、新サービス、業務改善のシードを発⾒する
    ※1 短期間で、アイデアやアプリ開発等を行うイベント

第1回目、2回目ともに、社内の幅広い部署から約20名の有志が参加しております。

進め方

  1. インプット講義
    外部講師の方から、DXに関する基本的な知識や、デザインシンキング、プロトタイピングなどを学びます。また、研修動画配信サービスを活用し、プログラミングやデジタルツールの利用方法などの知識を身に付けます。

  2. チームディスカッション
    ベースとなる知識が身に付いたら、次はチームでの活動がメインとなります。各参加者が考えたアイデアをもとに、チーム内でブラッシュアップし、一つのプロダクト・サービスにまとめていきます。

  3. プロトタイプ制作
    2.までは、まだ資料レベルでのプロダクト・サービスイメージですが、これを実際に動く「モノ」として作り上げていきます。プログラミングやAPI接続など、慣れない作業に四苦八苦しながらも、発表会に向けて制作と改修を繰り返していきます。

  4. 発表会(プロトタイプのデモンストレーション)
    当社の社長、副社長、およびDX担当役員が参加し、3.で制作したプロトタイプのデモンストレーションを行います。その後、参加チームの中から優秀チームが選ばれ、ブートキャンプは終了です。

プロトタイプ内容紹介

実際にDXブートキャンプ内で発表されたプロトタイプを一部ご紹介します。

運用診断のできるVRアバターを制作

このチームは、「資産形成に消極的な若年層」向けに「いつでも、誰でも、カンタンに相談できる”VRアバター"」の提供をアイデアとして考えました。

そこで、3Dゲーム開発で使われるプラットフォーム「Unity※2」を活用し、C#をベースとしたコーディングにより、音声→テキスト変換API(Google Cloud Text-to-Speech)や音声感情分析API、雑談API、Webスクレイピングの機能等を実装したVRアバターを制作しました。
※2 ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社が提供するゲーム開発プラットフォーム


コンセプト図
開発中の画面
アーキテクチャ

他にも、新規参画者向けの「チャットボット」や、自然言語処理技術を用いた「テキスト要約」など、資産運用会社ならではの視点で、幅広いプロトタイプが制作されました。

現在は、UnityなどのプラットフォームやGoogleCloudAPI(Text-to-Speech/Speech-to-Text)など、一昔前では考えられなかった機能が無償(一部は有償)で提供されているので、やる気とアイデアさえあれば、誰にでもDXを実現するチャンスがあるように思われます。

参加メンバーのコメント、主催するにあたって苦労したポイント

参加したメンバーのコメントをご紹介

  • チームで企画を具体化して、プロダクトを作り、どのようにプレゼンしたら伝わるかまで総合的に学べて、本当にいい経験になりました。

  • 業務柄、人のプレゼンを聞くこと、自分でプレゼンをすることが少ないので、良い機会となりました。

  • 初級、中級者向けにVBAやSQLブートキャンプがあったらいいと思いました。

といったコメントの一方で、
「個人のスキル底上げをもっとしてほしい。」「負荷が若干高く感じた」など、参加者のレベルを問わない研修ならではのコメントも見受けられました。

開催して良かった点・苦労した点・今後の改善点

鹿子木リサーチヘッド

■主催者(鹿子木リサーチヘッド)コメント
約3ヶ月の研修で、DXを「自分事」として捉え、各メンバーが現在携わる業務の改善や新規サービスの企画等に役立てられていると感じています。運営については、参加メンバーの知識レベルに差があるため、全体講義の内容や研修動画サービスでのレベル設定に苦労しました。今後も社内DX人材の育成に向け、様々な研修を実施していきたいと考えております。

社内DX人材の育成をこれからはじめようと考えている企業の方へ

■主催者(鹿子木リサーチヘッド)コメント
まずは、「DX人材を社内で育成するんだ」という経営のコミットメントが重要です。経営陣の強い後押し、会社としてDXを推進するという意気込みが感じられないと、いくらDX研修を行っても従業員のモチベーションはあがらず、DXスキルも向上しません。

また、従業員に対するアプローチにおいても、DX化の意義を丁寧に伝えていく必要があります。従業員の中には「DX化で今の仕事を奪われるのではないか」と恐れている方もいるかもしれません。「DXを推進することで、会社にとって、また従業員にとって、どのようなメリットがあるのか」をしっかりと説明し、理解してもらうことが、DX人材育成の第一歩だと思います。

まとめ

当社では、今後も社内DX人材の育成を通じて、重要課題として掲げる「多くの人がアクセス可能な運用サービスの実現」をはじめとした様々な課題に対して取り組んでまいります。

■当社サスティナビリティサイトはこちら

■当社目標達成型資産運用アプリ「Goal Navi」はこちら


「Goal Navi(ゴールナビ)」に関する重要事項
■ リスクについて
Goal Naviでは、ニッセイアセットマネジメントがお客さまと締結する投資一任契約に基づき投資信託を対象とした投資運用を行います。投資元本は保証されるものではありません。
投資対象となる投資信託は、値動きのある国内外の有価証券等に投資しますので、株価、金利、通貨の価格等の指標に係る変動や発行体の信用状況等の変化を原因として損失が生じ投資元本を割り込むおそれがあります。
Goal Naviは預金とは異なり、預金保険制度の対象ではありません。
投資一任契約によりニッセイアセットマネジメントがお客さまに代わって運用を行いますが、運用による損益はすべてお客さまに帰属します。
■ 費用について
Goal Naviにてお客さまにお支払いいただく費用は、アプリコースの場合、契約金額に対して最大年率1.045%(税抜き0.95%)となります。3月末・6月末・9月末・12月末を四半期末として同四半期に属する期間分の費用を計算し、原則として翌月第10営業日に後払いでお支払いいただきます。なお、契約コースや契約金額によって異なりますので、詳しくは契約締結前交付書面をご確認ください。その他に、投資対象となる投資信託に関して運用管理費用(信託報酬)、監査費用、有価証券の売買手数料などの間接的にご負担いただく費用がかかります。運用管理費用(信託報酬)の合計額は資産配分や運用期間等によって異なるためあらかじめ記載することはできません。監査費用、有価証券の売買手数料等は運用状況等により変動するため、事前に上限額等を示すことはできません。詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご確認ください。当該費用の合計額、その上限額および計算方法は、運用状況および運用期間等により異なるため、事前に記載することはできません。
■ その他のご留意事項について
お申込み(投資一任契約)の前に、最新の「契約締結前交付書面」をよくお読みください。お申込み(投資一任契約)の際には、投資一任契約書兼投資一任契約締結時交付書面、諸約款・規約、その他書面集で契約内容をご確認、ご理解いただき、お客さまご自身でご判断ください。
投資一任契約にはクーリング・オフ(金融商品取引法第37条の6の規定)は適用されません。
当サイトはゴールナビのサービスのご理解を高めるために、ニッセイアセットマネジメントが作成した資料です。
当サイトは信頼できると判断された情報をもとに作成しておりますが、正確性や完全性を保証するものではありません。
当サイトの内容は作成日時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。
■ 口座開設に関する重要事項 (スマートプラス)
当社でお取引いただくこととなった際には、各商品等に所定の手数料や諸経費等をご負担いただく場合があります。
株式のお取引については、株価の下落により損失を被ることがあります。また、倒産等、発行会社の財務状態の悪化により損失を被ることがあります。投資信託のお取引についても基準価格の下落等により損失が生じる恐れがあります。
為替取引を伴う外国証券の取引については、前述に加えて為替相場の変動による損失を被ることがあります。
信用取引につきましては、金利、貸株料、品貸料などの諸費用がかかるほか、株価等の変動により委託保証金の額を上回る損失が生じるおそれがあるハイリスクハイリターンの取引です。
お客様の投資に対する適合性が信用取引に不向きな場合は信用取引を行うことはできません。
当社における各種口座開設に際しては当社所定の審査があります。
資料等の中で個別銘柄が表示もしくは言及されている場合は、あくまで例示として掲示したものであり、当該銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。
貸株取引については分別保管の対象から外れるほか、貸し出した有価証券が返却されないリスクがあります。
お取引に際しては当社から交付される契約締結前交付書面、目論見書その他の交付書面や契約書等をよくお読みください。
<投資一任業者[運用の指図を行います]> 商号等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第369号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会 <口座管理機関[証券口座の管理を行います]> 商号等:株式会社スマートプラス 金融商品取引業者:関東財務局長(金商)第3031号 加入協会:日本証券業協会/一般社団法人日本投資顧問業協会/一般社団法人第二種金融商品取引業協会


この記事が参加している募集

やってみた

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

資産運用は もっと手間なく、 もっと効率的に