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投資信託はリバランスによるメンテナンスが大切|リバランスの方法を詳しく解説

投資信託の購入後は、どのような点に注意すればよいのでしょうか。
投資信託は購入したら終わりということではなく、価格や関連ニュース、レポート等をチェックしたり、定期的にポートフォリオのメンテナンス(リバランス)を行ったりする必要があります。
 
「ニッセイアセットアカデミー」第3回は、投資信託購入後の定期リバランスによるメンテナンスがテーマです。 本記事では、リバランスの考え方や実践方法について、実践的な内容を無償で公開しています。
 
記事の最後には、本記事の内容をおさらい形式で出題しますので、投資信託のリバランスについて学びたいという方もぜひ参考にしてみてください。

第1回「投資信託とは?賢く選ぶコツやリスクを押さえておこう」
第2回「投資信託の買い方|購入前に理解しておくべきポイントや情報収集方法を解説」
第3回 「投資信託はリバランスによるメンテナンスが大切|リバランスの方法を詳しく解説」(今回)
第4回「投資信託の売買判断を磨く~政治と株価の関係~」
第5回「投資信託の売買判断を磨く~金融政策の影響~」

投資信託はリバランスによるメンテナンスが大切

リバランスとは、投資信託の基準価額が上下することで、当初の割合が崩れてしまったポートフォリオを元の状態に戻すことをいいます。
投資信託購入後はそのまま放置してしまうのではなく、定期的にポートフォリオを点検し、リバランスによるメンテナンスを続けていくことが大切です。
 
ポートフォリオのバランスが崩れたままにしておくと、高いリスクを取り過ぎたまま運用を続けてしまい、長期の運用結果にマイナスの影響が出る可能性があります。
リバランスを行うことでリスクの適正化が期待できますが、売買を繰り返すため取引手数料がかかり、含み益がある場合は売却益(譲渡益)に対して課税されることとなるため、コストについては注意が必要です。

例1:配分が増えすぎた投資信託を売却

【前提条件】
投資信託Aと投資信託Bを10万円ずつ購入
購入後に投資信託Aが2倍に上昇(20万円) 、投資信託Bは価格変動なし(10万円)
  
【解説】
投資信託Aと投資信託Bは購入時点では評価額がそれぞれ10万円(合計20万円)でしたが、投資信託Aが2倍に値上がりしたことでポートフォリオが崩れてしまいました。
このとき元のポートフォリオに戻すためには投資信託Aと投資信託Bが同額(資産配分50%ずつ)になるよう調整(リバランス)する必要があります。
2倍に値上がりした投資信託Aを5万円分売却、その資金で投資信託Bを購入しました。

例1:配分が増えすぎた投資信託を売却

その後、投資信託Aが元の価格まで下がったとしても、2.5万円の利益が残ります。※値動きによっては、損失となる場合もあります。

例2:追加投資

【前提条件】
投資信託Cと投資信託Dを10万円ずつ購入
購入後に投資信託Cが1/2に下落(5万円) 、投資信託Dは価格変動なし(10万円)
 
【解説】
投資信託Cと投資信託Dは、購入時点の評価額がそれぞれ10万円(合計20万円)でしたが、投資信託Cが1/2に値下がりしたことでポートフォリオが崩れてしまいました。
このとき元のポートフォリオに戻すためには投資信託Cと投資信託Dが同額(資産配分50%ずつ)になるよう調整(リバランス)する必要があります。
1/2に値下がりした投資信託Cを5万円分追加購入しました。

例2:追加投資

その後、投資信託Cが元の価格まで上がり、10万円の利益となりました。
※値動きによっては、損失となる場合もあります。

リスクを把握するための指標

投資信託のリスクを把握するための指標を理解しておきましょう。

リスクを把握するための指標

リバランスのタイミング 

相場を予想することはプロでも非常に難しいものです。
リバランスはプロの投資家も定期的に行ったり、ポートフォリオが一定割合以上崩れたら行ったりしています。

半年、1年など、定期的に行う

分析に割く時間がない方や、分析に自信のない初心者の方は、一定期間ごとにリバランスを行うのがおすすめです。

例えば1年ごとに保有する投資信託の資産配分をチェックして、バランスが崩れていたらリバランスを行いましょう。

資産配分が当初から10%以上ずれたときに行う

資産配分が当初から10%以上ずれたタイミングでリバランスを行う方法もあります。
ただし、短期的に高騰・急落したからといってすぐにリバランスを行ってしまうと、数日後には以前と同じ水準に戻り、さらにリバランスが必要となってしまう可能性も考えられるため、相場のトレンドを把握しておくことが大切です。

リバランスとリアロケーション

ニュース等で経済情勢を分析し、「今後は株価が上昇する」「債券価格は下落する」といった相場展望を立てたとしましょう。
資産配分を見直し、まったく別の配分に変えることをリアロケーションといいます。
リアロケーションは頻繁に行うべきものではありませんが、年齢が変わり自身のリスク許容度が変わったり、リーマンショックのような大幅な資産価格の変動が発生した際はリアロケーションを行うことも検討しましょう。

リバランスとリアロケーション

投資信託をリバランスしてくれる便利なサービス

リバランスの必要性、重要性は理解できても、自身で実際にリバランスを行っていくためには、ルールを決めたり計算する必要があったりと、それなりに手間がかかりますが、最近では、これらを自動で行ってくれるサービスも登場しています。
※当社ではGoalNavi(ゴールナビ)でこのような機能を提供しております。

ゴールナビ

ここまでの内容を理解できたかテストで確認!

問①  
投資信託の投資効率性を評価する代表的な指標を〇〇〇〇〇〇〇という

 

→シャープレシオ 

 

問②
アクティブファンドの運用成績を評価する代表的な指標を〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇といい、一般的に0.5以上は運用効率が高いと言われる

 

→インフォメーションレシオ 

 

問③  
価格変動によって変動した資産配分を元に戻すことを〇〇〇〇〇という

 

→リバランス

 

問④  
長期の相場展望に伴って資産配分を見直すことを〇〇〇〇〇〇〇〇と言う

 

→リアロケーション 

まとめ

投資信託の購入後は何もせずに利益が出るのを待つのではなく、当初計画どおりに運用できているかどうかを定期的にチェック、必要に応じてリバランスやリアロケーションを行っていきましょう。



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