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2月9日は肉の日|牛肉vs豚肉vs鶏肉の三つ巴!日本人が好きな肉は?消費額都道府県ランキングも
毎年2月9日は「肉の日」に制定されています。日本人が好む肉は、牛・豚・鶏の3種ですが、どの程度の金額を消費しているのでしょうか。本稿では、肉の日の由来や都道府県別の肉消費額ランキングについて紹介します。
「肉の日」の由来
2月9日と毎月29日は肉の日に制定されていますが、制定した団体は異なります。由来はいずれも29(肉)の日の語呂合わせといわれています。
いつから肉の日になったのか、誰が制定したのか
2月9日の肉の日は、全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)によって制定されました。制定された年は平成29年で、2月9日と合わせて「肉の年、肉の日」であったことがきっかけとなって制定されたようです。一方、毎月29日の肉の日は都道府県食肉消費者対策協議会によって制定されました。こちらは、いつから始まったか明確な年は不明です。
現在は、全肉連も29日を肉の日としており、JA農協と連携してほかの食肉団体と一緒に肉の日のキャンペーン事業を行っています。
牛肉・豚肉・鶏肉の全国消費額
日本人が好む肉の種類は、牛肉・豚肉・鶏肉といわれています。全国では、どの程度の金額が消費されているのでしょうか。
1位豚肉、2位牛肉、3位鶏肉
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総務省統計局の「家計調査 家計収支編」によると、2023年の肉類全国消費額1位は豚肉で3万3,553円、2位は牛肉で2万1,449円、そして3位が鶏肉で1万8,558円でした。3種の肉は、主に以下のような料理に使われています。
・豚肉:生姜焼き、とんかつ、カツ丼、豚汁、肉じゃが、角煮、酢豚、肉野菜炒め、ポークソテー、チャーシュー、餃子など
・牛肉:すき焼き、牛丼、ビーフステーキ、ローストビーフ、しゃぶしゃぶ、焼肉など
・鶏肉:焼き鳥、鶏のから揚げ、フライドチキン、親子丼、チキン南蛮、鶏釜めし、とり天、雑煮など
国民食のカレーライスは、3種の肉を使ったメニューがそれぞれありますが、ラーメンのチャーシューは主に豚肉です。メニューの比較では、豚肉が最も広範囲に使われている印象です。
肉類の内訳
肉類の購入金額の内訳は、以下のとおりです。
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牛肉 2万1,449円
豚肉 3万3,553円
鶏肉 1万8,558円
合いびき肉 3,055円
他の生鮮肉 3,195円
加工肉 1万8,645円
合計 9万8,455円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
購入金額に占める定番肉3種の合計は、7万3,560円(約74.7%)と約4分の3を占めます。日本の食肉市場が牛、豚、鶏肉の三つ巴になっている実態が浮かび上がります。
牛肉消費額都道府県ランキング
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ここからは、肉の消費額の具体的なランキングを見ていきます。はじめに牛肉消費額の都道府県ランキングは以下のとおりです。
上位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 和歌山県 3万5,945円
2位 京都府 3万4,604円
3位 三重県 3万1,300円
4位 兵庫県 3万1,135円
5位 大阪府 3万927円
6位 愛媛県 2万9,701円
7位 滋賀県 2万9,619円
8位 奈良県 2万9,340円
9位 広島県 2万9,061円
10位 山口県 2万8,294円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
牛肉の消費額が最も多いのは和歌山県の3万5,945円です。和歌山県のブランド牛には、「熊野牛」「紀州和華牛」(いずれも黒毛和種)などがあります。地域別の傾向は完全に「西高東低」となっています。
下位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 新潟県 9,729円
2位 福島県 1万1,126円
3位 群馬県 1万1,159円
4位 岩手県 1万1,413円
5位 北海道 1万2,091円
6位 長野県 1万2,166円
7位 茨城県 1万2,761円
8位 秋田県 1万3,813円
9位 宮城県 1万4,712円
10位 山梨県 1万5,433円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
牛肉の消費額が最も少ないのは新潟県で、9,729円と1万円の大台を切っています。牛肉の消費額が少ないのは、いずれも地方です。またベスト10をすべて東日本が占めているのも特徴的な傾向といえます。
豚肉消費額都道府県ランキング
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次に豚肉消費額の都道府県ランキングは、以下のとおりです。
上位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 東京都 3万9,150円
2位 福島県 3万8,461円
3位 秋田県 3万7,372円
4位 新潟県 3万7,017円
5位 埼玉県 3万6,584円
6位 山形県 3万6,095円
7位 宮城県 3万5,325円
8位 北海道 3万5,246円
9位 青森県 3万4,805円
10位 千葉県 3万4,718円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
豚肉の消費額が最も多いのは、東京都で3万9,150円です。埼玉県と千葉県もベスト10入りしており、首都圏含め東日本で豚肉が好まれている傾向がうかがえます。
下位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 福井県 2万5,712円
2位 徳島県 2万6,136円
3位 香川県 2万6,811円
4位 群馬県 2万8,098円
5位 高知県 2万8,541円
6位 宮崎県 2万9,507円
7位 山口県 2万9,682円
8位 岐阜県 3万46円
9位 沖縄県 3万539円
10位 佐賀県 3万584円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
豚肉の消費額が最も少なかったのは、福井県で2万5,712円です。少ないほうのベスト10は、西日本の地方が多い結果となっています。
鶏肉消費額都道府県ランキング
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続いて鶏肉消費額の都道府県ランキングは、以下のとおりです。
上位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 大分県 2万4,141円
2位 福岡県 2万2,860円
3位 熊本県 2万2,592円
4位 大阪府 2万2,406円
5位 鹿児島県 2万2,137円
6位 京都府 2万1,612円
7位 佐賀県 2万1,384円
8位 東京都 2万755円
9位 岡山県 2万645円
10位 宮崎県 2万427円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
鶏肉の消費額が最も多かったのは、大分県で2万4,141円でした。大分県のブランド地鶏「おおいた冠地どり」が人気を集めています。ベスト10では九州地方が6県ランクインしており、九州の人は鶏肉を好む傾向がはっきりしています。
下位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 群馬県 1万3,208円
2位 長野県 1万3,418円
3位 富山県 1万4,679円
4位 福島県 1万4,873円
5位 岩手県 1万4,941円
6位 福井県 1万4,950円
7位 茨城県 1 万5,377円
8位 山梨県 1万5,755円
9位 山形県 1万6,706円
10位 沖縄県 1万6,810円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
鶏肉の消費額が最も少なかったのは、群馬県で1万3,208円でした。全体では、東日本のほうが鶏肉の消費額が少ない傾向がうかがえます。
お肉が好きな都道府県ランキング
最後にすべての肉消費額を合わせた、お肉が好きな都道府県ランキングを見てみましょう。
上位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 京都府 8万9,199円
2位 和歌山県 8万8,087円
3位 大阪府 8万7,340円
4位 大分県 8万3,212円
5位 熊本県 8万2,968円
6位 東京都 8万2,637円
7位 広島県 8万2,268円
8位 奈良県 8万2,170円
9位 兵庫県 8万1,599円
10位 三重県 8万1,359円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
お肉が最も好きなのは京都府で、年間9万円近く消費しています。なかには「京風料理のイメージが強いので肉の消費額が多いのは意外」と思う人もいるかもしれません。京都府には「京都肉(牛肉)」「京都ぽーく」「京地どり」と3種それぞれにブランド肉があり、隠れた肉の名産地といえます。
下位ランキング
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順位 都道府県 年間消費額
1位 群馬県 5万2,465円
2位 長野県 5万7,100円
3位 岩手県 5万9,198円
4位 茨城県 6万56円
5位 福井県 6万2,746円
6位 沖縄県 6万3,208円
7位 富山県 6万4,180円
8位 山梨県 6万4,211円
9位 福島県 6万4,460円
10位 新潟県 6万4,597円
出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 2023年」をもとにニッセイアセット作成
お肉の消費額が最も少なかったのは、群馬県で5万円を少し超える程度の水準でした。群馬県にも「上州和牛」「赤城牛」(いずれも黒毛和種)などのブランド牛がありますが、県全体の消費額は少ないという結果になっています。ベスト10内に大都市を擁する地域はなく、地方はお肉の消費額が少ない傾向が見て取れます。
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