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イルミネーション一晩の電気代●万円!?家庭のクリスマスツリーは●円|おすすめイルミネーション5選

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クリスマスの季節に輝きを増すイルミネーションですが、一晩の電気代はどれくらいかかるのでしょうか。自宅に飾るクリスマスツリーの電気代も気になるところです。本稿では、クリスマスシーズンならではの電気代の話題と、おすすめのイルミネーションスポットを紹介します。

(トップ画像=スプやん/stock.adobe.com)


自宅にクリスマスツリーを飾る場合の電気代は?

電気代の高騰が続くなか、「今年はクリスマスツリーの電飾を点灯しようか」などと考えている家庭もあるのではないでしょうか。点灯する場合、気になるのが電気代です。ハウステンボスのイルミネーション(LED電球1,300万個、2017年当時)にかかる電気代は、一晩で12万円ほど(ウェザーニュース調べ)だそうですが、電気代が高騰している現在はもっと高いかもしれません。

では、家庭のクリスマスツリーの電気代はどれくらいでしょうか。

以下の条件でシミュレーションしてみました。

【設定条件】
・使用電球:LED電球70個
・消費電力:0.003/kw(3W)
・1日点灯時間:6時間(18~24時)
・使用日数30日
・電力量料金29.8円/kw(東京電力2024年11月14日現在)

0.003kw(3W)×6時間×30日×29.8円=16.092円

LED電球を使用すれば、約1ヵ月1日6時間、70個程度の電球でクリスマスツリーを点灯したとしても、イメージするほどの電気代はかからないので安心です。下記シミュレーターを使う場合、上記の例では3W、6時間、30日、30円(29.8円を四捨五入)で入力してください。

参考:電気代シミュレーションサイト「電気料金計算」


イルミネーションの起源・歴史

イルミネーションを最初に始めたのは諸説ありますが、16世紀に宗教改革で知られるドイツ人のマルティン・ルターが始めたとする説が有名です。ルターはクリスマス・イヴのミサがあった帰り道に森のなかで美しくきらめく夜空の星に感動し、子どもたちのために、もみの木にロウソクを飾って再現したといわれています。

また電球を飾る現在のようなイルミネーションを始めたのが、白熱電球を発明したトーマス・エジソンだったというのが定説です。日本でイルミネーションが普及したのは、それからだいぶあとになります。明治時代(1903年)に大阪で開催された第5回勧業大博覧会で飾られたのが始まりだそうです。

イルミネーションを毎年飾るようになったのは、舶来品を扱う「明治屋」が銀座に進出してからで、以降日本人にもその美しさが受け入れられるようになったという歴史があります。


おすすめのクリスマスイルミネーション【国内・海外5選】

クリスマスイルミネーションを目的に出かける方のために、編集部が独自に選んだ国内と海外でクリスマスイルミネーションがきれいと評判のスポットをそれぞれに5ヵ所ずつ紹介します。

【国内】

●ハウステンボス(長崎県佐世保市)

九州を代表するテーマパークのハウステンボスで行われる「European Holy Christmas」は、ヨーロッパの街並みをイルミネーションで彩る圧倒的なスケール感が魅力です。2024年11月8日~2025年1月6日まで、「クリスマススクエア」「メロディー・オブ・クリスマス」「クリスマスマーケット」などを開催しています。日本にいながらヨーロッパのクリスマス気分に浸るのもよいでしょう。

●あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)

(画像=Faula Photo Works/stock.adobe.com)

あしかがフラワーパークは、2022年3月に日本三大イルミネーションに選出された人気のイルミネーションスポットです。フラワーパークらしく「光の花の庭」をテーマに10万平方メートルある園内が500万球を超えるイルミネーションで彩られます。11月下旬~12月下旬には「クリスマスファンタジー」も開催されるので、家族で訪れるのも楽しいでしょう。

●さっぽろホワイトイルミネーション(北海道札幌市)

(画像=Shiretoko Dream/stock.adobe.com)

北の大地札幌で行われる「さっぽろホワイトイルミネーション」は、5つの会場で行われ札幌の街を幻想的な雰囲気に包む人気のイベントです。クリスマスシーズン(2024年12月25日まで)に開催される「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」では、札幌の姉妹都市であるドイツ・ミュンヘンのワインやクリスマス料理、クリスマスアイテムを楽しむこともできます。

開催期間は、会場によって以下のように異なります。

・大通り会場:2024年11月22日~2024年12月25日
・駅前通会場:2024年11月22日~2025年2月11日
・南一条通会場、北3条広場会場、札幌駅南口駅前広場会場:2024年11月22日~2025年3月14日まで

●六本木ヒルズ(東京都港区)

(画像=show999/stock.adobe.com)

大都市東京は、イルミネーションスポットも多いですが、そのなかでも六本木ヒルズの人気が高いです。特に「けやき坂イルミネーション(2024年11月7日~12月25日)」は、電飾に彩られた“けやき坂”と、ライトアップされた“東京タワー”が美しいコントラストを描く光景が冬の風物詩といわれています。

また六本木ヒルズだけでなく麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、表参道ヒルズ、アークヒルズが合同で「CHRISTMAS HILLS 2024」を企画しているので、日を変えて足を運んでみるのも楽しそうです。

●神戸イルミナージュ(兵庫県神戸市)

関西を代表するイルミネーションスポットといえば、「神戸イルミナージュ」です。2024年11月1日~2025年2月16日までの長期間実施しています。「スターライトドリーム」では、6つのエリアに分かれた幻想的なイルミネーションを見ることができます。その美しさは、雑誌やWebサイトが選出するイルミネーションランキングで1位に選ばれたほどです。


【海外】

●ロックフェラーセンター(アメリカ)

(画像=Andrew Kazmierski/stock.adobe.com)

毎年12月になるとニュースでよく見かける、世界で一番有名なクリスマスイルミネーションスポットです。巨大なクリスマスツリーには5万個以上のLED電球が飾り付けられ、このシーズンに世界中から訪れる1億人以上ともいわれる人々の目を楽しませています。11月末あたりから12月頭にかけて点灯することが多いそうです。

クリスマスツリーを見学したあとは、ショッピングやディナー、ブロードウェイでの観劇など世界の中心ニューヨークでクリスマスを迎えたい人におすすめです。

●クリスマスマーケット(ドイツ)

ヨーロッパを代表するイルミネーションスポットがドイツの「クリスマスマーケット」です。クリスマスマーケットは、クリスマスの約4週間前の日曜日に始まり、クリスマス・イヴまでのアドヴェント(待降節)期間に行われます。イルミネーションによって華やかに彩られた街には、多くの屋台が並び、にぎわいのあるクリスマスを楽しむことができます。

●パリ(フランス)

2024年は、オリンピックイヤーで開催地のパリが大きなスポットライトを浴びました。パリはイルミネーションの美しさも評判で、中心街ではシャネル、ディオール、ルイ・ヴィトンなどのブランドショップがイルミネーションで華やかにデコレーションされ、訪れる人々を魅了します。クリスマスをおしゃれに過ごしたい人におすすめです。

●ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ(シンガポール)

(画像=Ohki/stock.adobe.com)

シンガポールの中心にある未来型植物園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」の幻想的なイルミネーションも評判です。園内には高さ25~50メートルのツリーが18本並んでいますが、そのツリーが多彩な色にライトアップされる「ガーデン・ラプソディー」というナイトショーが開催されます。

シンガポールの名物になっており、約10分間のショーは無料で観覧できるので、ショッピングなどの帰りに寄ってみるのもよいでしょう。

●ナイアガラの滝(カナダ)

最後に、大自然のなかでイルミネーションを楽しみたいなら「ナイアガラの滝」がおすすめです。世界三大瀑布の一つであるナイアガラの滝は、夜間にライトアップを行っており、滝が7色の光を放つ神秘的な光景を楽しめます。クリスマスシーズンには「ウィンター・フェスティバル・オブ・ライツ」が行われ、周辺の街全体が300万個以上のイルミネーションに彩られるといわれます。

良い思い出となるクリスマスを過ごすために賢く資産形成を

世界的にインフレが問題になっていますが、国内も物価高が続いています。円安であることから、海外でクリスマスを迎えようと考えている方もいるでしょう。旅行のための資金、将来の物価高に備えた資金を、常日頃から資産形成しておくのがスマートといえるでしょう。まだ資産形成を始めていない方は、この機会に初めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024年11月14日現在の情報をもとに作成しています。電気料金は一例であり、電力会社によって異なります。またイルミネーションスポットにお出かけの際は、公式サイトで最新の情報をご確認ください。




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