ChatGPTと対決~活用法や将来性について考える~
今、「ChatGPT」が話題ですね。多くの方が既にご存じの通り、「OpenAI」が開発した、教師あり機械学習をベースとした大規模言語モデルのAIです。
知名度と比例して、「情報の正確性」の議論についても盛り上がりを見せていますが、筆者としては「”Wikipedia”が登場した時と似ているな」と思いつつ、比較的楽観的に見ています。
今回は、ChatGPTとの対決を通じて、大規模言語モデルAIの現時点での活用法や将来性について、考えてみたいと思います。
【ChatGPTと対決:第1弾】しりとり対決
SNS等を見ると、既に多くの方がChatGPTとしりとり対決をされているようで、「ChatGPT しりとり」で検索すると多くの記事を目にすることができます。「意外と楽勝だった」とか「あまり得意ではないようだ」というような対決コメントが目立ちますが、実際どうなのか、試してみました。
「しりとりしよう」ではなく「“●”がつく言葉を、ひとつ教えて」と聞いてみる
大規模言語モデルを実感するために、王道の「しりとりしよう」ではなく、純粋に「知っている言葉を出す」方法で勝負したいと思います。
まずは「しりとりの“り”」から。
まさかの2ターン目で、なぜか「る」のつく言葉の回答が「運転」になってしまいました。
「うんてん」のどこにも「る」は存在しないように思えます。
文字コードを疑ってみる
ひょっとして、「る」として認識せず、文字コード単位で学習しているのかもしれないと思い、それぞれの文字コードを調べてみました。
現在、Webの世界では標準的だと思われる「UTF-8」の文字コードを見てみても、あまり共通点はありませんね。強いて言えば、「E」と「8」が多いような気はしますが・・・
人間とのしりとり同様、「る」の連続攻撃を仕掛けようと思っていた矢先だったので、残念です。
ちなみに、しりとりで「る」に出くわした場合、「ルイ●世」がおすすめです。18世までいるので、「る」を受けた時に何度も回避できます。
【ChatGPTと対決:第2弾】知識量対決
ChatGPTのベースとなっている大規模言語モデル「GPT-3」では、約5,000億個のデータプールから学習しているそうです。きっと、とんでもない数の語彙を持っているのでしょう。知らない言葉は無いのでしょうか。
おしいっ!「株式会社」ではなく「相互会社」なんですよね。その他の内容は正確でした。
ほっとしました。内容もほぼ正確です。
詳しい内容はこちら。
宣伝までしていただいて、ありがとうございます!
知識量では、うれしい完敗です。
【ChatGPTと対決:第3弾】専門知識対決
まずは、金融関連の知識について。
ちなみに、同じ質問を検索エンジンでもしてみました。「パッシブ運用」や「アクティブ運用」の中身について解説している記事は表示されますが、「違い」について明確に述べた記事には辿り着けませんでした。
続いては、UI/UX関連の知識について。
さすがです。
※シグニフィアについて知りたい方はこちらの記事もご参照ください。
こういった、「二つの事象の差異」などを知りたい時に、Web検索の場合、専用の記事が存在しないようなニッチなテーマであれば、人間が比較対象を見比べて、「内容の違い」を抽出のうえ、記述するという労力が必要となります。しかし、ChatGPTの場合、多くのケースで大まかな差異を纏めてくれているようです。これが、検索者が「検索意図に近い回答をしてくれている」と感じるポイントの一つなのかもしれません。
まとめ
冒頭で触れた「Wikipedia」のように、まずは情報検索や文書作成のサポートツールとして活用し、使用者が「教師」となって、さらに機械学習を進化させていく必要があるのかもしれません。今後の発展に要注目です。
【筆者紹介】
山田智久:大手証券会社入社後、ネット銀行立ち上げを経て、大手小売業にて複数の大型DXプロジェクトに従事。2022年よりニッセイアセットマネジメントにて資産運用に関するDX業務を担当。CFP🄬認定者。UX検定™保有。
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