見出し画像

【日経平均、ニューヨーク・ダウ・・・】資産運用の基準点。指数・インデックスを理解しよう。

「日経平均株価」や「TOPIX」、ニュースなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

これらの数値は「指数」や「インデックス」と呼ばれ、株式などのマーケット全体の動向について、わかりやすく理解することができます。

今回は、国内における代表的な指数・インデックスである「日経平均株価」と、米国において代表的な「ニューヨーク・ダウ」について、クイズ形式で理解していきたいと思います。

早速ですが、クイズです。まずは初級編。

Q:「日経平均株価」は、何銘柄を選定して算出された指数・インデックスでしょうか?

 

A:225銘柄。

東証プライム市場に上場する225銘柄を選定し、その株価を使って算出されています。

平均株価といっても、構成銘柄の株価の合計を225で単純に割るのではなく、銘柄の入替えや株式分割等の市況とは無関係の変動要因を修正して、指数の連続性を持たせています。

TOPIXとともに、日本を代表する株価指数です。株式相場の動向を示す指標としてだけでなく、多くの指数連動型金融商品にも利用されています。1950年9月7日から日本経済新聞社が算出しています。

 

続いて中級編。

Q:「日経平均株価」の過去最高終値である”38,915円”を記録した日は、次のうち、どれでしょうか?

① 1989年12月29日
② 2000年4月12日
③ 2009年3月10日

 

A:①1989年12月29日

いわゆる「バブル景気」による最高値ですね。ここ最近、日経平均株価がこの最高値を超えられるかどうか、話題になっています。ちなみ②はITバブル期の最高値(20,833円)、③は逆にバブル崩壊後の最安値(7,054円)でした。


最後は上級編。

Q:「日経平均株価」の算出が始まったのはおよそ70年前の1950年9月ですが、一番最初の値は次のうちどれでしょうか?

① 17円21銭
② 176円21銭
③ 1,760円21銭


A:②176円21銭

ちなみに、算出が開始されたのは1950年9月からですが、戦後、東京証券取引所が再開した1949年5月16日まで値が遡及計算されています。

執筆時点の日経平均株価が33,000円前後ですので、およそ190倍に成長しています。

「日経平均株価」について、更に詳しく知りたい方は、以下のサイトがオススメです。直近のイベントからクイズまで、様々なコンテンツが用意されているので、「日経平均株価」について幅広い知識を身に着けることができそうです。

 

続いては、「ニューヨーク・ダウ(NYダウ)」について。

正式名称は「ダウ工業株30種平均(だうこうぎょうかぶさんじゅっしゅへいきん)」

1896年5月26日から米ダウ・ジョーンズ社が算出・公表している米国の代表的株価指数です。

工業株30銘柄の株価を単純に株数で割った株価平均型の株価指数ですが、指数の連続性を確保するため除数だけは変化しています。

銘柄の入れ替えは、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の編集陣によって行われています。

工業という意味に対しては広範な考えを持ち、鉄道と公共事業以外の会社であれば、すべての企業が対象となります。


6月16日現在、アップルやコカ・コーラ、ウォルト・ディズニーなどが構成銘柄に名を連ねています。

 

まずは初級者編。

Q:米国の指数・インデックスである「ニューヨーク・ダウ(NYダウ)」を、資産運用に活用することはできるでしょうか?

① できる。
② 米ドルベースでの購入であれば、できる。
③ できない。

 

A:①できる。

「ニューヨーク・ダウ(NYダウ)」への連動を目指す投資信託(インデックスファンド)やETF(上場投資信託)など、日本円で投資できるさまざまな商品が販売されています。


次に上級者編にチャレンジしてみましょう。

Q:「ニューヨーク・ダウ」の構成銘柄の一つである「アップル」。実は世界の上場企業の中で、時価総額(株価×発行済み株式総数)が最大です。その額は、次のうちどれでしょう?

※2023年6月16日現在。1ドル=141円で計算。

① 約408兆円
② 約40.8兆円
③ 約4.08兆円

 

A:①約408兆円

日本のトップが「トヨタ」の約36兆円ですから、10倍以上。

東証プライム市場の時価総額合計が約819兆円(6月19日現在)ですから、何と「アップル」一社で、東証プライム市場に上場する1800社以上の時価総額合計の約半分を占めており、その規模の大きさを感じますね。

 

以上、指数・インデックスについて、簡単にクイズ形式でご紹介しました。

今回の記事でご紹介したもの以外にも、様々な指数・インデックスがありますので、「主な指数一覧」「主要インデックス一覧」などのキーワードで、ぜひ調べてみてください。

関連するマガジンへのリンク画像
資産運用会社が今伝えたい「20代からの資産運用」



この記事が参加している募集

資産運用は もっと手間なく、 もっと効率的に