ルビーからルビへ: 文字と宝石の間の意外な繋がり
当社は、一般財団法人ルビ財団の取組に賛同し、オフィシャルHP内の「サステナビリティコーナー」にルビフルボタン(β版)を導入しました。
そもそも「ルビ」って何?
雑誌や本などを読む際、読み方を知らない漢字に遭遇すると、ストレスを感じる方は多いのではないでしょうか?そんな方の強い味方が「ルビ」です。
今、ちょうど手元にあった小説の「ルビ」を見てみると「胡坐(あぐら)」や「喩え(たとえ)」など、読めそうだけど読めない絶妙な難読漢字・熟語に、ふりがながふられていることがよくわかります。
なお、我々が普段よく目にする、読みづらい漢字や人物名などにふられる「ルビ」は、正式には「パラルビ」と呼ぶようです。
ルビとは漢字の読みを示すふりがなのことです。
横書きでは文字の上に、縦書きでは右につけるのが基本です。
「ルビ」の名前の由来は?
では、なぜふりがなのことを「ルビ」と呼ぶのでしょうか?
ふりがなに使われた活字の大きさがもう少しだけ小さかったら、「パールをふる」となっていたかもしれません。活字の大きさごとに宝石の名前を付けるなんておしゃれですね。
ちなみに5.5ポイントの活字をイギリスでは「ルビー」ですが、アメリカでは「瑪瑙」と名付けられているようです。
今回は、スムーズな音読・黙読に欠かせない「ルビ」について色々と調べてみました。
「ルビ」が誕生した明治時代に思いをはせつつ、私も執筆者の端くれとして、今一度、読者の目に触れる「文字」の大切さについて考えてみようと思います。
※最後の段落で使用している難読漢字「瑪瑙」には敢えて「ルビ」をふっていません。さて、何と読むでしょうか?