リレーが思い出させてくれた、“チーム”で課題に取り組む素晴らしさ
先日、Bloomberg主催のスクエア・マイル・リレー東京に参加しました。1人1.6km(1マイル)を10人のランナーでつなぎ、走ったマイルが寄付につながるチャリティーリレーです。コロナの影響で実施が延期されていましたが、今回は4年ぶりに開催。様々な企業・団体から49チームが参加し、熱気あふれるイベントになりました。
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コロナがきっかけで、多くの社内コミュニケーションがオンライン化され、コロナ前まで日常的に開催されていた対面での忘年会・新年会や、社内イベントなどの社員交流活動が大幅に制限された方も多いのではないでしょうか。
私自身、コロナ禍期間の大半を「プロジェクトマネージメント」業務が占めていたこともあり、メンバー間での一体感の醸成やモチベーションの向上、ミスコミュニケーションの防止に非常に苦心していました。
特に2020年後半からは、一度も対面で会ったことがないメンバーが増えてきたため、齋藤孝先生の考案した「偏愛マップ(自分の好きなものを一枚の紙に書き出し、他者と共有することで共通点を見つけて仲良くなるためのツール)」を活用した雑談会や、オンライン飲み会などを企画し、早くチームに溶け込めるように工夫していたことを思い出します。
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「チーム」とは一体何でしょうか。
英単語「team」の語源は諸説あるようですが、元プロ野球監督の野村克也氏は「Together Everyone Achievement More(みんなで一緒により多くのことを達成する)」の頭文字をとったものだと選手たちに伝え、チームを鼓舞していたようです。
約1時間程度のリレーの中で、バトンを受け、つなぎ、自分の番が終わったら沿道から応援する。順位こそ振るわなかったものの、「チーム」であるからこそ感じられる達成感を、確かに味わうことができました。
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JTBコミュニケーションデザインの調査によると、社内イベントにより「仕事に対するモチベーションが上がった」と回答した方は4割を超えるそうです。
ワークスタイルは人それぞれですが、「なかなか仕事のモチベーションが上がらない」とお悩みの方は、社内イベントに積極的に参加してみてはいかがでしょうか。
※なお、本リレーをきっかけに社内で寄付を募り、「特定非営利活動法人ジャパンハート」へお届けさせていただきました。