含み益を最大化する目的とは？

前回、複利の特徴とその効果を最大限に引き出すためには含み益が出ている商品はほったらかしにする方が良い、とお伝えしました。

では、なぜ含み益をできるだけ温存し、最大化することが良いのでしょうか。皆さんもご存知かとは思いますが、”非課税メリットを最大限享受できる”からだと考えています。言い換えると、自分で自由に使えるお金が増える、ということです。

新しいNISAで評価額(時価)の最大化を目指そう！

Smart NISA Laboでは、新しいNISAを活用することで取得価額(簿価)1,800万円に対し、評価額(時価)の最大化を目指すことを理想の姿と考えています。

例えば、毎月10万円の積み立て投資を行い、毎年5％で利益を生む運用ができたと仮定すると、15年後には取得価額(簿価)が1,800万円に到達します。その際の評価額(時価)は約2,600万円ですが、さらに約15年運用を続けることで評価額(時価)は5,000万円に到達します。

評価額(時価)が5,000万円になると、1年間で250万円の運用収益が期待されます。NISA口座では、そのすべてが非課税となるため、1年間の運用収益をすべて取り崩したとしても、250万円がそのまま手元に入ってくることになります。さらに、250万円を取り崩した後の評価額(時価)は5,000万円のままのため、翌年以降も同様に250万円がそのまま手元に入ってきます。

※上記は2024年から始まった新しいNISA制度について簡便的に示したものです。非課税メリットは所得税を20.315%として算出しています。
※将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。元本割れのリスクもあります。また、手数料等の諸費用は考慮しておりません。シミュレーションの結果は、あくまで参考情報であり、実際の運用とは異なります。一定の仮定や前提条件をおいて試算していますが、経済状況や市場環境等は変動し、仮定や前提条件通りとならないことから、実際には当シミュレーション通りの結果とならないことにご留意ください。

非課税メリットはどれくらい？

仮に毎年5％で利益を生む運用ができた場合、
①取得価額(簿価)1,800万円に対し、評価額(時価)も1,800万円
②取得価額(簿価)1,800万円に対し、評価額(時価)が5,000万円
の2ケースを比較してみましょう。

【①取得価額(簿価)1,800万円に対し、評価額(時価)も1,800万円】の場合

本来であれば毎年90万円の運用収益に20.315％である約18万円の税金がかかってしまいますが、これがすべて非課税となるため、非課税メリットは約18万円となります。

【②取得価額(簿価)1,800万円に対し、評価額(時価)が5,000万円】の場合

毎年250万円の運用収益の20.315％である約51万円が毎年の非課税メリットとなります。さらに含み益である3,200万円も非課税となるため、3,200万円の20.315％である約650万円も非課税メリットとなります。このように、評価額(時価)を大きくすることで、非課税メリットを大きく享受することができます。

※上記は2024年から始まった新しいNISA制度について簡便的に示したものです。非課税メリットは所得税を20.315%として算出しています。
※将来の運用成果等を示唆あるいは保証するものではありません。元本割れのリスクもあります。また、手数料等の諸費用は考慮しておりません。シミュレーションの結果は、あくまで参考情報であり、実際の運用とは異なります。一定の仮定や前提条件をおいて試算していますが、経済状況や市場環境等は変動し、仮定や前提条件通りとならないことから、実際には当シミュレーション通りの結果とならないことにご留意ください。

含み益をできるだけ温存することで、自分の自由に使えるお金を最大限増やすことを目指しましょう。

<ご留意事項>
・当資料は、情報提供を目的として作成しており、投資家に対する投資勧誘を目的とするものではありません。
・当資料の内容は具体的な商品を勧誘するものではないので、手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、表示することができません。
・投資する有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。
・市場見通し等は、お客様の運用方針や投資判断等の参考となる情報の提供を目的としたものです。実際の投資等に係る最終的な決定は、お客様ご自身のご判断で行っていただきますようお願い申し上げます。
・当資料に記載された運用商品、手法等は、リスクを含みます。運用実績は市場環境等により変動し、運用成果（損益）は全て投資家の皆様のものとなります。元本が保証された商品、手法ではありません。
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