(イベントレポ)砂漠に咲く薔薇 サヘル・ローズの軌跡
はじめに
当社ニッセイアセットマネジメントは、5月30日に、お客さまを招いたハイブリッド・イベントを行いました。
人的資本経営をテーマとした二部構成で、第二部では、当社社長の大関が、イラン人の俳優であるサヘル・ローズ氏(以下、サヘルさん)にお話を伺いました。
では、お伺いした内容を、サヘルさんの過去と現在、そして未来の視点から紹介していきます。現在の視点では、サヘルさんが周りに伝えたいメッセージを中心に執筆します。
サヘル・ローズさんの過去
まずは、サヘルさんの過去を箇条書きにしちゃいます。
・4歳で孤児
・7歳で養子縁組
・8歳で養母と来日
・養母の夫から虐待
・養母とホームレス生活
・いじめと差別を経験
・自殺を決意
いや、、、これは、壮絶な人生ですね…。
では、ひとつずつ、イベントで語られたサヘルさんの言葉をお借りして、補足していきます。
・4歳で孤児
・7歳で養子縁組
(※当時のイランでは養子縁組できるのは、子どもができない身体である決まりがあったそうです。)
・8歳で養母と来日
・養母の夫から虐待
・養母とホームレス生活
ここで、サヘルさんは、スーパーを2周すればフルコース、運が良ければデザートも食べることができたと明るく笑いました。辛い体験に息をのむシーンなので、サヘルさんらしい視聴者への配慮ですね。
・いじめと差別を経験
You Tubeの東スポチャンネルでも、サヘルさんの半生が紹介されています。補足できなかった内容もカバーされています。
サヘル・ローズさんの現在
サヘル・ローズさんの過去で紹介させてもらったような凄まじい過去を持つからこそ、人の心が分かり、思いやりに溢れるサヘルさん、芸能活動以外にも、国際人権NGOの「すべての子どもに家庭を」の活動で親善大使を務めた経験もあり、公私に渡る支援活動が評価され、2020年にはアメリカで人権活動家賞を受賞しています。
そんなサヘルさんが、イベントで語られた、周りに伝えたいメッセージの一部を紹介します。
壮絶な過去を持つサヘルさんの口からこの言葉を聞くと、言葉が心に染み渡ります。
これは、サヘルさんが薔薇を守る要領と一緒ですね。
一人二人が千人の力を持つ。奥深い言葉ですね。私達ニッセイアセットマネジメント一同も、優しさは伝播していくと信じています。
サヘル・ローズさんの未来
未来は誰にも分かりません。でも、ひとつだけ。
日本の映画監督である岩井俊二監督が、サヘルさんに映画監督をやることを勧めたそうで、実際に、施設の子達に演技してもらって監督を務めた映画がもうすぐ完成する予定とのことです。サヘルさんらしいタッチの映画を見ることができそうですね!
筆者は、サヘルさんの優しさが、千人の力に変っていく軌跡と奇跡を今後もウォッチしていきたいと思います。
終わりに
最後に、サヘルさんのトークショーは、臨場感があります。サヘルさんの書籍に載っていないことなどもお話されるので、機会がありましたら、いかがでしょうか?
サヘルさんの当面の予定はこちらから確認できます。
今回のトークショーとは趣の異なるショーですが、ご本人のツイッターで告知していたケースもあるので、ツイッターも要チェックですね。
イベントこぼれ話
あるイベントで、当社社長の大関がサヘルさんとご挨拶させてもらったご縁をきっかけに、筆者はサヘルさんの発信を見聞きするようになりましたが、その内容に感銘を受け、いつかサヘルさんに当社のイベントに登壇してもらいたいと思っていました。
そして、当初3月8日の国際女性デーに行う社内オンラインイベントでお話をしてもらうという企画を考え、進めていたのですが、スケジュール調整の難航などから、招聘は見送らざるを得なくなってしまいました。
立ち消えかけていた企画を復活させてくれたのは、国際女性デーを含むサステナビリティ関連の社内イベントを一緒に企画運営している別の部門にいる先輩でした。先輩が、部門内でかけあって、年間計画にねじ込み、サヘルさん登壇企画を復活させてくれたのです。
イベントの方向性はだいぶ変わりましたが、無事にサヘルさんに登壇してもらうことができました。Good end!
【筆者紹介】
Michi:日本生命ロンドン現地法人入社後、PAやリサーチを担当。日本生命グループに数年のブランクを経て入社したニッセイアセットマネジメントでは、経営管理時代よりESG活動に従事し、ESG推進部発足当時からの唯一のメンバー。JSIF(日本サステナブル投資フォーラム)の運営委員も務める。
過去の対外活動には以下が含まれる。
・PRIアウェアネスWG事務局
・PRIアウェアネス・レイジングWG運営委員
・PRIコーポレートWG運営委員
・PRI SDGs in Active Ownership メンバー
・21世紀金融行動原則周年記念TFメンバー
・当資料で、筆者の紹介のある記事においては、掲載されている感想や評価はあくまでも筆者自身のものであり、ニッセイアセットマネジメントのものではありませんが、ニッセイアセットマネジメントと筆者との間でこれらの表示に係る情報等のやり取りを直接的又は間接的に行っているため、実質的にはニッセイアセットマネジメントの広告(「不当景品類及び不当表示防止法」におけるニッセイアセットマネジメントの表示)等に該当する場合がございますので、ご留意願います。