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小学生にも伝えたいお金の大切さ-アセマネ社員が紹介するお金の大切さを伝えるための絵本-

プロローグ

某年某月某日。
突然ですが、当時5歳くらいだった娘と私の会話です。

(買い物前に財布の中身を見た私)「やば、お金ないや」
(娘)「買えば?」
(私)「はい??」
(娘)「お金、買えるんだよ」
(私)「どこかでお金売っているの、見た?」
(娘)「どこにでも売ってるよ。ママ知らないの!?お店屋さんが、お客さんにお金渡してた。」
(私の心中)おいおいそりゃ「お釣り」だよ。

お金の話をタブー視したままだと…

皆さんは小学校で、文字の読み書きや四則演算を習ったはずです。
習わなければ、生きていく上で間違いなく不便が生じるからです。

では生きていく上で不可欠な「お金」の授業を受けたことはありますか?お金の使い方、お金の増やし方などを学びましたか?

おそらく、「お金」の授業を受けたことがある人は皆無に近いのではないかと思います。

なぜ、私たちの日常生活と切っても切り離せない「お金」について学ぶ機会がなかったのか。
それは、日本に長らく「お金の話はタブー」という考えが根強く残っているからだと思います。

金融機関の預入金利が高かったころは、黙って預貯金にお金を置いておけば、ある程度増えたので、お金の話を大っぴらにしなくても問題なかったことでしょう。

しかしそんな時代はとうの昔に終わりました。

この低金利時代、人生100年時代、不確実性の時代、成人年齢が18歳に引き下げられた時代、若いうちに正しい金融知識を身につけなければ、満足な生活が送れなかったり、トラブルに巻き込まれてしまう可能性があったりするのではないか、と考えるのです。

小学生にもおススメ!お金や経済を感じられる絵本

2022年から高校の家庭科で金融教育が必須化されましたが、もっと小さなころからお金に興味を持ってほしい!と、金融機関に勤める身として、また一人の母親として願わずにはいられません。

そこで、小学生にもお金や経済に興味を持ってもらえるような絵本を二冊ご紹介します。

絵本の紹介

<1冊目>
「どこから来たの?おべんとう」
作・絵:鈴木まもる
出版社:金の星社

これはお弁当の中身から、物流がわかるお話です。

男の子が遠足に持って行ったお弁当にはおにぎりやたまごやき、アジフライなど、おいしそうなおかずがぎっしり詰まっています。

その一つ一つに、農家さんが、漁師さんが、配達員さんが、スーパーの店員さんが関わっていて、男の子のお弁当が完成している。

読み終わるときには、「ぼくの元気はたくさんの人たちに支えられているんだ」ということが分かる絵本です。

お金に関する直接的な表現は一切ありません。
であれば、この絵本のどこが、お金や経済に興味を持つきっかけになるというの?
と思われたかもしれないですね。

しかし、もう一歩踏み込んで考えると、お弁当作りに関わってくれたすべての人たちに人件費が発生しているのです。
運搬費用もかかりますね。
運搬するにはガソリンが不可欠ですが、そのガソリン、ご承知の通り値上がりしています。

なぜ値上がりしているのか。

コロナ禍後の経済の回復やウクライナ侵攻など、難しいと思われているニュースが、実はたった一つのお弁当に影響を及ぼしている。

こんな観点から、お金のこと、経済のことを感じることができるのです。

絵本の最後には、この絵本が店頭に並ぶまでの工程も描かれており、こういうプロセスを経て、この本はいま私の手元にあるのか!と感心してしまいました。

<2冊目>
「レモンをお金にかえる法-経済学入門の巻」
作: ルイズ・アームストロング,
絵: ビル・バッソ
訳: 佐和 隆光
出版社: 河出書房新社

こちらはお金の絵本というより、副題にあるように経済学の入門書です。

というと、とっても固~い、難し~い話に感じますが、まったくそんなことないんです。

とある女の子がレモンと砂糖と水を使ってレモネードを作り販売する、という単純なお話なのですが、その過程でライバルが出現したり、ストライキが起きたり、ライバル企業を買収をしたりと、たった36ページで経済の一端を正しくしっかり学べる仕組みになっています。
これは児童書でありながら、オトナも楽しく経済を学べる一冊となっています。

なお、この本には「続・レモンをお金にかえる法」という本も出ています。

以上が絵本のご紹介です。

もちろん絵本以外にも、一緒にお買い物に行ったり、未就学児のお子さんであればお店屋さんごっこをしたり、さまざまな場面でお子さんにお金を意識してもらうチャンスがあります。

日常的なお子さんとのかかわりに、ちょっとだけお金のエッセンスを加えていただくだけで、お子さんの、そして親御さんのお金や経済への敷居がぐっと下がるのではないでしょうか。

エピローグ

冒頭の会話ですが、私がしょっちゅう、「牛乳がないからダイ〇ーに買いに行ってくる」だの「トイレットペーパー買いにマツ〇ヨに行ってくる」だのと言いながら不足しているものを買いに走るので、娘は、家にないものはお店で買ってくりゃいいじゃないか、お金がないならお店で買ってくりゃいいじゃないか、と思ったとのことです。

この会話がきっかけとなり、私は娘にたびたびお金の話をするようになりました。

「住宅ローンがいくら残っているか」、「夏休みの旅行ではいくらかかりそうか」、「今日の外食ではいくらかかったか」など、なかなか生々しい会話を繰り広げています。

娘が小学生に上がってからは、少しずつ投資の話もするようにもなりました。

小学5年生になったいま、「株式とは?会社とは?」と疑問を抱いてくれており、母としてはうれしい限りです。

ちなみに先日小学2年生の息子から、「住宅ローンを全部返した」と驚きの報告がありました。

森にどうぶつが集まる某シミュレーションゲームで、住宅ローンを完済したんだそうです。

何とも羨ましい…。

【筆者紹介】
植草めぐ美:大学卒業後、「証券とは何か」すら分からない状態で証券会社に入社、リテール営業に従事。その後、資産運用の楽しさ、大切さを広く伝えたいと思い、ニッセイアセットに入社。主な業務は個人投資家や金融機関職員向けの勉強会講師。
常に投資入門者に寄り添った勉強会を展開すべく、「”分からない”を忘れない」をモットーとしている。プライベートでは二児の母。

・当資料で、筆者の紹介のある記事においては、掲載されている感想や評価はあくまでも筆者自身のものであり、ニッセイアセットマネジメントのものではありませんが、ニッセイアセットマネジメントと筆者との間でこれらの表示に係る情報等のやり取りを直接的又は間接的に行っているため、実質的にはニッセイアセットマネジメントの広告(「不当景品類及び不当表示防止法」におけるニッセイアセットマネジメントの表示)等に該当する場合がございますので、ご留意願います。

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